作者は漫画家のもち。2007年から月刊Gファンタジー誌上で連載されている。
2010年3月には作者初のドラマCDが発売され、同年12月にはドラマCD第二弾が発売された。
第三弾は2012年4月25日に発売予定。
作品概要説明事件
基本的には一話完結で、因幡探偵事務所に来た依頼(大体は荻野からのヴァレンティーノ絡みの依頼)をこなしながら徹頭徹尾のボケとツッコミが展開されるが、時々そこはかとなくシリアスな雰囲気をかもし出したり、ごく稀に普段とはギャグとシリアスの比率が逆転したようなエピソードも存在する。
本作の敵役 兼 マスコット 兼 もう一人の主人公と言っても過言ではないヤギは怪しい事件には大抵何かしら絡んでいるばかりか、たとえ因幡たちがプライベートで買い物をしていようとキャンプに出かけていようと健康ランドを満喫していようと何故かウンザリするほど出くわしてしまう。
そして毎回いいところまでは追い詰めてはいるのだが…残念ながら殆どの場合惜しくも取り逃がしてしまっている。
また例外的にヴァレンティーノ側や野羅の面々をフィーチャーした回も度々あり、そういう回が多くなると必然的に主人公たちの影が薄くゲフンゴフン
主要キャラクター紹介事件
※CVはドラマCDの担当声優
作者ホームページで行われた人気投票の分類を参考に「探偵組」「警察組」「マフィア組」「野羅組」の主要キャラ+「その他」で分けた。
一部コミックス9巻までのネタバレを含む。
因幡探偵事務所
主人公が経営する事務所。
因幡探偵事務所でアルバイトとして働いている青年フリーター。時給900円。数少ないツッコミ要員で、本編内のツッコミは大方彼によって行われる。読み切りのままの設定なら中卒。葉書やヘアピンなどちょっとした尖った物なら、壁に突き刺さる強さで狙い投げすることが出来る隠れた特技をもつ。だから持ってないけど手裏剣得意です。無類の猫好きで猫マニアだが、猫アレルギー持ちのため実家の飼い猫は極度に少毛のスフィンクス種。
同事務所でボランティアとして働いている、女装趣味のある腹黒い女王様気質な天才少年。どれだけ天才かと言うと、ABボタンと十字キーで巨大ロボの操作をするほどの天才。男だが名門の女子高に通っている(あくまで女装少年であり、オカマだとかそういうわけではない)。因幡のことを「先生」と呼び慕い(?)、荻野を隙あらば殺そうとするくらい敵視している。
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日本警察
特に主人公が所属していた管轄。
にきび胸の傷跡洋の警察犬時代からの相棒。拳銃でこめかみを撃ち抜いても死なない鉄人。着ているスーツは爆発に巻き込まれても裾が焦げるだけ。ワンパンチで山を揺らし雪崩を起こす三十路。妻帯者で一人娘がおり、娘を溺愛する親馬鹿。ちなみに携帯の待ち受けも愛娘の写真。剛毛なため、毎朝の寝癖処理が恐ろしく大変らしい。 警護課に所属する青年。荻野の学生時代からの悪友。警察犬たちがストライキを起こすレベルのウザさを誇る犬好き。犬に関する知識は誰にも負けず、人型の秘密警察犬すら犬の姿に見える視覚フィルターを持つ。美形だが色々残念。一応やる時はやるデキる男。
フランスからやってきた秘密警察犬の少女で柚樹のパートナー。もちろんフランス語はペラペラ。あるきっかけで皮フェチになった。荻野がまだ怖い。
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ヴァレンティーノファミリー
イタリアンマフィア。ヤギ信者の集まり。
ヴァレンティーノの右腕。ヤギ信者の筆頭。頭にすっぽり袋をかぶっている和服紳士。親日家。オッサンだが心は乙女で、いつもヴァレンティーノにときめいている。中身は髭面。
長髪眼鏡の美女。ドS暗殺者で、下僕の調教・扱いはお手の物。銃の遣い手だが、たまにボスであるヴァレンティーノもぶち抜く。メガネをとったら昭和の香りただようド近眼。ストライクゾーンに見事にはまった圭を下僕にしようと狙っている。
天才闇医者少女。逞しい健康体が動かず冷たくなる所に萌えを見出すという究極のギャップ萌えの所持者。その結果、鉄人の荻野に目を付け、荻野を敵対視している優太と意気投合。メル友になった。
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野羅(のら)
元秘密警察犬によって結成されたテロリスト集団。
遥の手足。虚弱体質な遥の身の回りの世話をしている。弥太郎とは幼馴染。日本刀を武器に戦う少女。手フェチ。因幡に似た出っ張りが頭にあるが詳細は不明。忘れがちだが実は怪力で、バカ。
遥の手足。聡明に体を貸しており、混乱を避けるため聡明以外との会話を禁じられている。むっつりロリコン匂いフェチ。
洋と遥の父親で、野羅のリーダー。臭いフェチなオッサン。他人に憑依して会話するが、普段は羊のぬいぐるみ。ぬいぐるみの時は「ウール!」と鳴く。
脇役キャラまで解説事件
上記キャラクター達の周囲の人々と読み切りor単発キャラ
荻野家
荻野邦治の血縁者たち。
傷跡の治療にきび痕
- 荻野若葉(おぎのわかば)
- 荻野梓(おぎのあずさ)
- 城島薫(じょうじまかおる)
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九条組
4巻18話参照。日本のヤクザ。
虎康の側近。
- 馬場藤吉(ばばとうきち)
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野崎家+同居人
野崎圭の周囲の人々。4巻巻末参照。
- 野崎泉(のざきいずみ)
- 野崎楓(のざきかえで)
- 野崎椛(のざきもみじ)
- 野崎燐(のざきりん)
- 浜田庵(はまだいおり)
圭の居候先。野崎家とは古くからの付き合いがあるようで、楓を「先輩」と呼び泉を「泉さん」と呼ぶ。ラグドールというバーを経営するバーテンダー。料理が趣味。
脇役勢まで変人揃いの作中において貴重な良識的一般人の一人で、柚樹とはご近所さん。客として現れたヴァレンティーノのダメ出しを受けて二流から一流への一歩を踏み出した。
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警察トリオ
荻野邦治の部下三人組。1話目から登場していたが名前が出たのは5巻だった。
トリオの中では最も出番が多く、第二回人気投票の「再登場に期待編」では岩崎と800票、相馬とは1000票を越える票差で見事7位に輝いた。
邦治の部下。オッサン。
邦治の部下。ハイテンション。
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零室
科学警察研究所の法科学第零部。作中では秘密警察犬を扱う生物研究室を指す。一言で言うと天才集団。
零室研究員の腐女子。同性愛国家建国を目指しており、人口減少を防ぐため自らゾンビとなり不老不死の研究をしていた。
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鍛冶屋
元は裏社会でも名の知れた鍛冶屋としてその筋の客も多かったが、弟子として鉄謙を引き取って以降はヤクザ関連の仕事は全て断るようになり 一部では逆恨みされている。
ちなみに鉄謙は3巻の巻末時点では没キャラとして紹介されていたが、6巻で晴れて本編に登場。現在では準レギュラー的なポジションにある。
鍛冶職人を目指し宗真に弟子入りした修行中の10代男子。尊敬する親方の服装や口調を真似している。不幸体質。大のヤクザ嫌いで、ヤクザに関わるものを鋭く察知できる。今でこそ明るく真っ直ぐな性格だが、たちの悪い大人に囲まれて育ったせいか弟子入り当初は警戒心が強く周りから心を閉ざしていた。通称「鉄」、「鉄ちゃん」。
- 大場宗真(おおばかずま)
- 大場美和(おおばみわ)
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大矢家
超人的な身体能力を誇る白髪の親子。
- 大矢総司(おおやそうじ)
筋骨隆々とした圧倒的な体格で相当な存在感があるはずだが、その気になれば『全国裏組織かくれんぼ大会~逃亡王者決定戦~』で堂々とオープンカフェでエスプレッソを飲みながら優勝できるほど気配を殺せるなど色々と規格外な人物。
基本的に一言も喋らず、鋭い眼光とジェスチャーのみでコミュニケーションを取るのはどうやら一族の習性らしいが、息子の太郎には受け継がれていない模様。大のトロフィーマニアとして裏組織の大会にも多数出場している。
24歳の消防士。父親譲りの身体能力で10代の頃に様々な大会に出て優勝を掻っ攫っていった過去を持つが、派手な事はせずに平凡に生きようとしている現在では黒歴史でしかないらしい。噂のピンポン王子(16話参照)もこの人。「そんなに親しいワケでもねえ」と言いつつヤクザに狙われた鉄謙を助けるなど 面倒見のいい一面も。
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孤島アルカモネ
どの国も領土を主張せず、それゆえどの国のルールも通用しない。人ならざるもの(ヤギとかパンダとかコアラとか)が捕らえられる刑務所。8巻で大矢総司に捕まえられたヴァレンティーノが服役する事になった。
10数年前、弥太郎の父親に裏切られた際に右目を失い片足に障害を負っている。
人間の存在しない刑務所で看守を務めるAI。頭部がどう見ても電気ポット。非常に厳しく暴力的で、違反者には容赦なく熱湯を浴びせかける。
最終的にロレンツォの猛攻を受け、頭部が炊飯器のように変形した。口調は「○○しやがれ!」
コアラ。弱いものいじめで憂さを晴らす小物で 度々秋吉をターゲットにしていたが、狼化した秋吉に襲われてからは手の平を返して子分のようになった。
その他
自称芸術家な怪盗。生粋のナルシストで綺麗なものが好きな吸血鬼。
- 森野香(もりのかおる)
TVや雑誌でもよく見かける髪染めた資産家のおばさん。マスコミに顔がきく。
ガブリエラのストーカーでわざわざイタリアから日本にやってきたドM。
通り魔事件を起こすも逆に人質にされた挙句名前すら出てこなかった可哀想な人。
- キナ・コノコナツネニムセル
スナイパーなら誰でも思わず狙いたくなるというカモネギノ王族の王女。かつて自分を警護し、歓迎してくれた柚樹を心から信頼している。
- 億富千代(おくとみちよ)
元外交官を祖父に持つお嬢様。歳はまだ幼いが、気丈な性格で子ども扱いされる事を嫌う。両親の留守中も一人で家に留まると言い張り、かつて祖父の警護を担当していた柚樹と家のセキュリティを巡り対決する事に。
- 鏡見人(かがみけんと)
幼い頃に病に臥せって命を落として以来数十年にわたり地縛霊として家に近づいた者を神隠しに遭わせ、妹が隠した人形を捜させたり自分の遊びにつき合わせたりしていた。
ドラマCD発売事件
第一弾は花見をめぐるオリジナルストーリー。
第二弾はテーマパーク『忍☆JAPAN』改め『わん☆JAPAN』を舞台にしたオリジナルストーリー。
どちらも原作のとある話数の後日起こった一騒動を中心に、それ以外の原作エピソードでのやり取りもところどころ再現されている。
キャスト
裸マフラーだけど変態じゃないよ事件
本編の物語とは直接関係無いが、月刊ARIA(講談社)創刊号に掲載されたもちの読み切りギャグ漫画『裸マフラー』には圭の姉の野崎椛が登場している。
こちらは同じく月刊ARIAで連載中の『ケモノキングダム~ZOO~』第1巻に収録。
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