2012年6月5日火曜日

複合治療 | ニキビ跡の治療ならオザキクリニック | 複合治療でハリと艶のある美肌へ


凸凹タイプのニキビ跡は、その広がり方、深さ、発症部位などから、様々なタイプに分類され、その様々なタイプが、肌の上で複雑に交じり合っています。そのため、安易な画一的治療では治すことができません。また、タイプにより瘢跡が形成されている層が異なるため、患者様の症状、肌質(皮膚の厚さ)に応じた治療が必要となります。

さらに、凸凹タイプのニキビ跡は、肌の深い部分である真皮層や皮下脂肪層にまで炎症が広がり、瘢跡が作られ、非常に複雑であるため、表皮に作用する治療のみでは効果を望めません。また、レーザーなどによる皮膚の深い部分の治療も、単独で行うのでは効果に限界があります。

患者様お一人おひとりの症状や肌質を見極め、その方に合った複合治療を行う必要があります。

角質を薄くして、皮膚のターンオーバーを促進させる治療には、ケミカルピーリング、レーザーピーリング、トレチノイン療法があります。

ケミカルピーリングは、剥離する皮膚のレベルにより4段階に分けられます

  • 角質層のみに作用する「Very Superficial Peeling」
  • 表皮のみに作用する「Superficial Peeling」
  • 真皮層まで作用する「Medium Depth Peeling」
  • さらにその下層まで達する「Deep Peeling」

当院では、効果やリスクの面から、「Superficial Peeling」「Medium Depth Peeling」に限定して治療を行っています。

ケミカルピーリングについて詳しくはこちら

※「Very Superficial Peeling」は、角質層までのケミカルピーリングです。厚生労働省の報告によると、グリコール酸の場合「pH3.0以上、濃度10%以下」であればエステティックサロンでも行っても良いのでは? との見解が示されています。当院では「Very Superficial peeling」は、効果が期待できないため行っておりません。また、「Deep Peeling」は、日本人の皮膚には不向きで、色素沈着を起こしたり、跡が残ったり、中には、数年間に及んで肌に顕著な赤みを残すなど、トラブルを招くことがあります。そのため、当院ではDeep Peelingは行わず、同等の効果が期待できて、尚且つ安全な施術であるアンコアをお勧めしています。

アンコアについて詳しくはこちら

「Superficial Peeling」は、薬剤を皮膚の基底層まで浸透させるピーリングで、薬剤としてはAHA、サリチル酸、TCA(10%~20%)を使用します。効果としては、表皮異形成、ニキビ、シミ、色素沈着の改善が期待できます。数回、繰り返して治療することが必要です。ダウンタイムは短く、ピーリング後は、ほぼ日常通りの生活が送れます。日本人の肌には最も適しています。

「「Medium Depth Peeling」は、薬剤を真皮乳頭層(真皮の上の方)まで浸透させるピーリングで、薬剤としては、TCA(35%~50%)、グリコール酸(70%)を使用します。表皮異形成、色素沈着だけでなく、しわ、ニキビ跡の改善にも効果的ですが、数ヶ月は肌に顕著な赤みが残ります。


レーザーピーリングは、MAXピールとMAXⅡピールというレーザー機器を用いて「Superficial Peeling」を行う施術です。


にきび傷跡をクリアするために何をすべきか

MAXピールは、表皮に作用するレーザーピーリングです。カーボンピーリングともいわれ、治療部位にカーボン(特殊な黒い染料)を塗布し、その上からレーザーを照射する施術です。カーボンが熱変性を起こして吹き飛ぶと同時に、肌表面の不要な角質が取り除かれます。

MAXⅡピールは、肌内部に作用するレーザーピーリングです。MAXピールのパルス幅を変えて、エネルギーを肌の奥深くまで届けることで、肌の内部を活性化させ、ターンオーバーを促進させます。

ニキビ跡の改善には、MAXピール、MAXⅡピールの併用が効果的です。

MAXピールについて詳しくはこちら

トレチノイン療法(レチン・ハイドロキノン療法)とは、ビタミンA誘導体が配合された塗り薬を使った治療法です。ターンオーバーが促進され、厚くこびりついた角質がポロポロと剥がれ落ちます。肥厚した角質を薄く、正常な状態に保つとともに、皮膚のコラーゲン繊維とヒアルロン酸の増大、皮脂腺の分泌を抑える治療法です。

当院では、施術前のプレトリートメントとして1ヶ月位使用すること、また、治療中のご自宅での ホームケアとしてご使用することをご提案しています。


アンコアもフラクショナルレーザーの1種で、フラクセルと同様にレーザーを微少なスポットで照射してスキンリジュビネーション(皮膚の入れ替え)を促し、ニキビ跡の改善を図ります。

フラクセルと異なるのは、10,6μm波長の炭酸ガスレーザーを使用する点です。フラクセルは、肌の表面に傷を作らないのが特徴ですが、アンコアは、肌に傷が出来ます。その傷が治る過程で、新しい肌へと生まれ替わります。フラクセルよりも強く深く作用する為、ダウンタイムも強く出ますが、深い凸凹タイプのニキビ跡には、抜群の効果を発揮します。

アンコアについて詳しくはこちら

カーボメットとは、炭酸ガス療法に用いられる医療機器です。炭酸ガスが組織内に入ると、赤血球中のヘモグロビンから酸素が放出され、血流量が増加し、脂肪やセルライトが分解されます。この利点がダイエットの療法に用いられてきました。

近年、美容医療の分野において、美肌効果が確認されています。癒着を起こして硬くなっている皮膚を柔らかくして、コラーゲン産生を促す効果があるため、フラクショナルレーザーの効果を最大限に引き出すための補助治療としてお勧めしております。


コラーゲンを増やす治療の第一は、RF(Radio Frequency:高周波)治療です。当院では、ニキビ 跡の補助治療としてサーマクールを使用しています。また、活性薬剤を真皮層に注入するダーマローラーもご提案しております。

サーマクールとは、ラジオ波と呼ばれる高周波で、真皮層に熱エネルギーを与え、コラーゲンの再構築を図り、皮膚の引き締めやタルミを改善する医療機器です。

当院では最新型のサーマクールCPTを導入しております。CPTには、施術中の痛みを低減させるためのバイブレーション機能が備わっています。また、チップ先端部の素材も変更され、熱伝導率が良くなりました。そのため、従来よりも低いエネルギーで、十分な熱を生じさせる事が出来、コラーゲン産生力が高まりました。


家庭薬は、にきびの傷をクリアする

サーマクールについて詳しくはこちら

ダーマローラー(特殊な針のついたローラー)とは、皮膚の活性薬剤を症状に合わせ、直接肌の真皮層に注入する治療法です。コラーゲン産生を促す効果があり、こめかみのニキビ跡に大変効果が期待できます。アイスピックスカーの様な深い凹みにも効果的です。

ダーマローラーについて詳しくはこちら


皮膚を入れ替えるには、フラクセルを使用します。 フラクセルは、波長1,550nmというエルビウムグラスレーザーを照射するレーザー機器です。この波長のレーザーは、水分に反応して熱変性する性質を持っています。そのため、表皮に照射するとその水分に反応し、皮膚のたんぱく質を熱凝固させます。

フラクセルの最大の利点は、表皮に傷をつけないで、皮膚の入替えが行えることです。 ここでいう熱凝固とは、表皮にとって不要な組織を人工的に作り出すことであり、表皮全体を傷つけるわけではありません。

レーザーで点状に凝固した組織は、周囲の生きた組織から、不要な組織とみなされ、外側に押し出されます。つまり、ターンオーバーが極度に促進されることで、皮膚が点状に入れ替わって行きます。1回の施術で皮膚の5~15%程度が入れ替わります。

更に、レーザーの熱エネルギーは、レーザーが当たった部位の深くまで到達します。その熱エネルギーが、皮膚から皮下組織にある瘢跡部位を少しずつ破壊して正常な組織に変えて行きます。

フラクセルについて詳しくはこちら



  治療法 ダウンタイム 痛み 適用 主治療 フラクセルII ++ ++ ダウンタイムが少ない。表皮に傷をつけずに皮膚の入替えが行え、皮下組織の瘢痕を改善できる。深いスカーの場合は、カーボメットとの複合治療がお勧め。 アンコア +++ +++ フラクセルよりも強く深く作用する為、ダウンタイムも強く出るが、深い凸凹タイプのニキビ跡には、抜群の効果を発揮する。治療期間が短縮可能。 補助治療 カーボメット + + フラクショナルレーザーの効果を最大限まで高める補助治療としてお勧め。 ケミカルピーリング
Superficial Peeling ± + 基底層までのピーリング。AHA、BHAを使用。浅いニキビ跡に適応。 ケミカルピーリング
Medium Depth Peeling ± + 真皮乳頭層までのピーリング。TCA、グリコール酸を使用。アイスピックスカーなどの深いニキビ跡に適応。 レーザーピーリング ± + MAX、MAXIIを使用し、基底層までの肌の改善を図る。浅いニキビ跡に適応。 レチン + + ピーリング効果とコラーゲン増大作用が主。 サーマクール - + コラーゲンその他結合組織の産生力が高い。フラクセルの補助治療として効果的。 ダーマローラー ++ ++ ダウンタイムは中程度。こめかみのニキビ跡に効果が高い。

フラクセルをお受けいただく患者様には、当院オリジナルのフラクセルクリームをご提案しております。フラクセルクリームは、ニキビ跡の改善はもちろん、肌質を改善し、内側から輝くような瑞々しい美肌へと導きます。さらに、内服薬で体の内側からも皮膚の生まれ変わりをサポートいたします。

【 フラクセルクリームA1 (術前に使用) 】
サリチル酸が表皮の角質や古い皮脂に作用し、ターンオーバーの正常化を促します。 真皮層のコラーゲン産生を促進させ、赤ちゃんのような透明感あふれる美肌へと導きます。使い続けるうちにニキビ跡だけでなく、毛穴、シミ、小ジワまで改善します。
※ こちらはフラクセルの施術とセットのため、無料でお付けしております。

【 フラクセルクリームB (術後に使用) 】
セラミド、尿素を配合した保湿効果の高いクリームです。 角質を柔らかくすることで、施術の効果がさらに引き出されます。ニキビ跡を解消すると同時に、しっとりとみずみずしい美肌へと導きます。
※ こちらはフラクセルの施術とセットのため、無料でお付けしております。


【 内服薬 】
止血作用のあるトラネキサム酸が、施術後の赤みや腫れを緩和します。また、医療用ビタミンCが真皮層のコラーゲン産生を強力に促進し、肌の生まれ変わりを強力にバックアップ。 施術の効果が高まり、内側から輝くような美肌へと生まれ変わります。
※ こちらはオプションとなりますので、別途料金をいただいております。


ニキビ跡の改善には、コラーゲンの産生が必要です。そのコラーゲンの産生のためには、ビタミンやミネラル(亜鉛、鉄)が欠かせません。A2メディカルベーシックは、コラーゲンの産生を促すサプリメントです。
A2メディカルベーシックの特長は、なんと言っても、長寿遺伝子のスイッチを入れる成分「レスベラトロール」が、赤ワイン20本分含まれていることですが、「レスベラトロール」だけでなく、ビタミンA群、B群、C、D、葉酸をはじめ、ビオチン、亜鉛、銅、鉄分など、美容、健康、アンチエイジングに欠かせない成分が「医師推奨量」で配合されています。

女性に必要なビタミンB1、B2は誘導体として配合され、吸収率と効果が高まっています。通常のビタミンB1、B2は、その多くが尿で排出されて、体で働きません。しかし、誘導体にすることで血中に入りやすく、長くゆっくりと効きます。また、コラーゲン産生に必須なミネラル、ヘム鉄を亜鉛とともに配合しました。

ニキビや、肌荒れが気になる方、太り気味の方や、ダイエット中の方、高周波やレーザー治療などの施術をしている方、ストレスが多い方、飲酒、喫煙される方におすすめです。

【主な有効成分】
赤ワインエキス末、βカロチン、各種ビタミン(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E)、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、亜鉛、セレン、ヘム鉄

A2メディカルベーシックについて詳しくはこちら


当院では、4種のサイトカイン、次世代型ビタミンC誘導体、プラセンタなどを配合したオリジナルのアンチエイジング化粧品をご提供しております。日々ご使用いただくことで、若々しい肌へと改善され、施術の効果がさらに一層引き出されます。

【油分を含まない保湿 とUVケアが最も重要】
ニキビ跡の治療期間中、最も重要なのは「油分を含まない保湿」と「UVケア」です。治療中の肌は、非常に乾燥し、紫外線にも敏感です。施術の効果をさらに高めるためには、保湿とUVケアをいかに充実させるか、ということがポイントとなります。そして、「ニキビ跡を治療中の方」に特にお勧めしたい製品は、こちらの3つです。

【 スキンチェンジャーバー 】
フルーツ酸が角質に作用し、肌のターンオーバーをバックアップします。
すべすべで透明感のある生まれたての肌に導きます。
(フラクセルクリームをご使用の方は、使用開始から2週間後にご使用いただくことをお勧めします)

スキンチェンジャーバーについて詳しくはこちら


【 リュクスブルーム 】
ノーベル医学生理学賞を受賞したEGFをはじめとする4種のサイトカイン、国産馬由来の馬プラセンタなど、医療機関だからこそ配合可能な高級美容成分を贅沢に配合した美容液です。サイトカインは、コラーゲン産生を促進して肌を若返らせ、内側から輝くような、瑞々しい美肌へと導きます。肌が再生へと向かっているにも関わらず、これ以上になく乾燥するニキビ跡の治療期間中に、ぜひご使用いただきたい美容液です。(油分は一切含みません)

リュクスブルームについて詳しくはこちら

【 FA185 】
従来のビタミンC誘導体の125倍の力を持つ、新型ビタミンC誘導体を高濃度で配合した美容液です。 施術による赤みを早期に解消し、透明感のある美しい肌へ導きます。真皮層のコラーゲン産生を促進する効果もあります。(油分は一切含みません)

FA185について詳しくはこちら



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